明石家さんまさんが企画・プロデュースということで、ちょっと気になって観てみました。
そうしましたら、じんわり感動して涙する映画でした。
西加奈子さんの同名の作品が原作です。
西加奈子さん原作の紹介文は以下です。
男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい―キクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。
肉子ちゃんが主人公でずっと進むのかと思いましたが、メインの語りは娘のキクりんのほうです。
ちょっと訳ありの母娘がどのような展開になっていくのかと思い観てみました。
途中の「あれ？」「これどういうこと？」という違和感があるところがあるのですが、それは後々で回収されます。
そういうことだったのか、というお話で、最後のほうは涙が出ました。
「誰でも何かを抱えて生きている」というのを改めて認識しました。
ネタバレしないようにしているので、抽象的な感想ですが、コンパクトにまとまって観られるので、オススメです。
