昨日、いつもと違う本を読んでみました。
ビジネス書や小説が好きなので、そればかりになってしまってはいけないと思い、ちょっと趣の異なる書籍を手に取ってみました。
それが『復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる』です。
出口治明さんは、ライフネット生命保険株式会社創始者で、立命館アジア太平洋大学(APU)学長としても有名です。
出口治明さんのその他の書籍も4~5冊読んでいまして、いずれもビジネスや教育に関する本ばかり読んでいました。
今回この書籍に出会い、2021年に脳卒中を発症されたことを初めて知りました。
その後の軌跡について描かれています。
私が学んだことが3つあります。
1.理想をもってそこに向かって努力し続ける
1つ目がこちらです。
本書をお読みいただければわかりますが、出口さんは決して諦めません。
APUの校務に復帰してまた人前で話すということを目標として努力し続ける姿に感銘を受けます。
リハビリをするにしても、日常で暮らすことができるぐらいまでを目指すということでしたらわかりますが、仕事をするためにリハビリをする…ということに対して、使命感を抱いているようにも思います。
もし、自分が同じようになったら?と思いながら、読みました。
出口さんのようにはできないかもしれませんが、ただこういう方がいるということを心の底に焼き付けてることができました。
2.脳卒中になったとしても人生観は変わらなかった
これは意外に思い、ビックリした部分です。
脳卒中になって人生が一変したので、それによって人生観が多少なりとも変わりそうな感じがしましたが、「変わらなかった」と断言されています。
それは出口さんがこれまでに信念をもって生きてこられたからなのかなぁと感じました。
すでに軸があるので、その軸は何か大きなことが起きたとしても変わらないのだと思います。
3.自分がもし同じ立場になったときの追体験ができる
1.に関わりますが、もし自分が脳卒中や事故などによって、体が不自由になったときにどうするか?どういう考え方になるか?
そういったことの追体験ができると思いました。
現実を受け入れられずにリハビリができない人もいるといいます。
そのときにならないと本当のところはわかりませんが、出口さんの体験を共有していただいたことでとても勇気が湧いてきました。
決して諦めずに、人生を楽しんでいく…という気概を感じたからです。
これからの人生、なにが起こるかわからないのですから、楽しんでいきたいですね。