NewsDietしつつ、メディアに左右されない情報リテラシーを持つようにする

情報リテラシー その他
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こんにちは、コピーライティング専門会社・ワードメーカー株式会社の狩生です。

人は「情報に対して反応」をしますが、特に気をつけなければならないのは“ニュース”です。

ニュースというのは新しいこととか。何か大きな出来事とか、今までにない出来事が起きた時に、大々的に取り上げて宣伝します。

人を惹きつけるために、新しいことや今までにないことを取り上げるのです。

逆に言うと、よくある出来事はあまりニュースにならないってことです。

よくある出来事でも大事なニュースはもちろんたくさんあります。

よくあることはニュースにならないため、「本当は解決しなければならない問題を先送りにしてしまう」可能性もあるのです。

逆に、あまりよく起きない問題で珍しい出来事が起きた場合というのはニュースになりやすいので、それによって。インパクトを与えることができるようになってます。

先日も痛ましい事件があったのですが、そのニュースに関するネット上のこんなコメントを見かけました。

「最近物騒な事件が増えてきたなぁ」

このコメントを見て、私はとても危機感を抱きました。

なぜなら、それはデータを見られていない為に出てくる感想だからです。

その事件自体は、起きたことなので、もちろん痛ましい出来事ではあるのですが、それが増えているかどうかというのはまた別の話です。

インパクトのある事件を連続的に報道することによって、「なんか最近怖いな」とか「治安が悪くなったなあ」っていう印象を受けさせる・与える可能性があります。

でも実際は?

そういった事件っていうのは統計を見ると減っていたりします。

よく言われるのは少年犯罪です。

少年犯罪っていうのはインパクトが強いので。大きな事件や痛ましい事件があった場合はメディアでよく報道されます。

しかも単発ではなくて連日のように報道されるので、その事件を見ることによってまるでよく起きているかのように錯覚をしてしまうのです。

でも、実際は統計を見ると少年犯罪っていうのは昔に比べると減っています。

もちろんゼロにはなってないので減らして行くことは大事なのですが、メディアだけを見ていると、まるで増えているかのような印象を受ける可能性があるので、その錯覚を取り除かなければいけません。

だからこそニュースというのは本当はできるだけ見ないほうがよいのです。(情報リテラシーが身につくまでは)

社会に関心を持つために何が起きているかは注視しなければいけないのですが、受動的にニュースをダラダラと見ても、それが良い影響を与えるとは限りません。

むしろ脳にとっても悪い影響になる可能性があります。

『NewsDiet』という本も一時期流行りましたけれども、一般的にはニュースは見すぎる傾向がありますので、なるべく避けていくっていう方が私はお勧めです。

なにしろスマホを持っている限りは、否が応でも大きなニュースは飛び込んできます。

ニュースを意識的に見なくても重要な情報は、アンテナさえ張っておけば、何かしらのきっかけで入ってくるようになります。

私自身、ニュースはできるだけ見ないようにしていますが、それでもTwitterのタイムラインであったりとか、メルマガの情報とかで知ることができるので、能動的に見なくても勝手に入り込んできます。

しかもニュースは刺激を得られるような状態になってますので、ドーパミンが出やすくなってます。

見ることによってちょっとした快楽にもなっているということです。

そうすることで、より依存性も高まってきますので、ニュース見る時間をできるだけ減らすことをオススメします。

ネガティブなニュースを見たほうが無駄な購買までしやすいっていう研究とかもありますよね。

メディア情報・ニュースに左右されないためのリテラシーを持たなければなりません。

ニュースからは遠ざかるようにしましょう。

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