こんにちは、コピーライティング専門会社・ワードメーカー株式会社の狩生です。
今回は、「良いコピー悪いコピー」というテーマについてお伝えします。
「このコピーってどうなのかな?」というのを検証していきます。
たぶんシリーズとしていくつか出します。
第1回目は、「夏に向けて痩身エステ!」です。
※動画でも同様の内容を解説しています。
夏に向けて痩身エステ!…というキャッチコピー
こちらはお分かりいただけると思いますが、基本的にはNGです。
夏×ダイエット…ということで絞り込まれているように思いますが、実際はそうでもないですよね。
具体的になっていそうだけど…よくあるキャッチコピーだからです。
よくあるコピーになると、埋もれてしまいます。「同質化」してしまうので、スルーされてしまうコピーになってしまっているのです。
じゃあ、どうすれば良い?
ここでは2つだけ方法についてお伝えします。
1.具体化する
1つ目が具体化する方法です。もっと具体化をして、わかりやすくするのです。
たとえば、
7月25日までにマイナス5kg落とすための痩身エステ
というコピーです。これが本当に良いかどうかは別として、ここまで具体化する必要があるということですね。
数字を使うというテクニック主体のやり方です。
テクニック主体なので、私の場合は、あまりこういうやり方からは考えません。あとで補足的に考えるぐらいです。
どちかというと、もう2つ目の方法をとります。
2.対象を絞る
2つ目が、対象者を絞るというやり方です。
例でみてみましょう。
代謝が低くて痩せにくい体質の方のための痩身エステ
これは、代謝が悪いと自覚している人に向けたコピーです。
代謝が低くても痩せられるの?という問いを抱かせることができます。
2つ目の例。
ストレス抱えたときについついお菓子を食べてしまう人のための痩身エステ
これはイメージしていただくためのコピーです。
たとえば、仕事でストレスを抱えてしまって、ついついラーメンを食べてしまう・お菓子を食べてしまう・やけ酒をしてしまう…といった状況をイメージしていただくためのコピーです。
体験したことがあることだと、「あるある」と思っていただけるので、そういった方は続きを読んでもらえる可能性が高くなります。
最後の例がこちら。
痩せるぞ!と思っても3日も続いたことがない人のための痩身エステ
これは先程と似ていて、場面を想起させるためのコピーですね。
3日坊主という言葉がありますが、3日も続いたことがない…という挫折しやすい人に向けたコピーです。
これらは、店舗・会社の強みと照らし合わせる必要があるので、このコピーを使えば良いというわけではないことを今一度お伝えしておきます。
どこまでリアルに考えてもらえるか?が大事なんです。
そこを考えてもらえないとすれば、残念ながらスルーされてしまいます。
おまけ
「夏に向けて痩身エステ」は基本的にNGとは言いましたが、実は使える場面もあります。
使える場面としては、以下の条件が最低限当てはまるときです。
- 市場が小さくてもニーズがある場所
- ライバルがその表現を使っていない
市場が大きいところを狙うとライバルも多いので、うまくいかないケースが多いです。特に経営資源が限られる中小企業の場合は。
とはいえ、市場が無いところを攻めても意味がありません。それは「空きポジション」とは言わないです。
市場が少なくても存在していてライバルが来ないだろうと思われるところですね。そういうところを見つけるとベターです。
今回は、良いコピー悪いコピーについてお伝えしました。
また別のコピーがありましたら、お伝えしていきます。