セールスレターとは

こんにちは、ワードメーカー株式会社の代表取締役・狩生(かりう)です。

当社では15年以上前からセールスレター専門で事業を行っています。海外の企業も合わせて1,000社以上のセールスレターを作成してきましたが、今まで「そもそもセールスレターとは何か」というテーマで詳しく掘り下げてまとめたことがありませんでした。

そこで、今回改めてまとめてみました。濃い内容になっている分、少々長くなりました。

この記事を読めば、セールスレターについて知っておくべき基本が網羅できるようになっています。

セールスレターの定義にはじまり、セールスレターを作るメリットや、売れる&問い合わせが来るセールスレターの書き方のセオリー効果的な例文などを紹介していきます。

あなたの集客・販促のお役に立てたらと思います。

 

Contents
  1. こんな想いをお持ちの方にぴったりの内容です
  2. セールスレターとは?
  3. セールスレターの5つの効果
  4. セールスレターと他の文章との違い
  5. セールスレターの具体的な事例
  6. セールスレターを書くときの“よくある間違い”
  7. 売れるセールスレターの書き方・作り方を解説
  8. セールスレターはあくまでも「お手紙」
  9. 動画でも解説しています

こんな想いをお持ちの方にぴったりの内容です

  • 「セールスレターってそもそも何?」
  • 「本当にセールスレターって意味があるの?」
  • 「どんな書き方をすれば、売れるセールスレターができあがるの?」

そんな疑問にこの記事でお答えします。

売れる・問い合わせや申し込みがある…といった具体的な成果が出る文章がほしいけど無い…という方は、セールスレターとは何か?という原点を知ることで、対応策を練ることができるようになります。

では、セールスレターについて詳しく見ていきましょう。

 

セールスレターとは?

セールスレターとは?

Sales Letter=販売のための手紙と訳す…もう少し詳しく言うと、対象の方に特定の行動を促すための営業文章のことです。

私なりに噛み砕いてみると、セールスレターは「対象の人に商品サービスの魅力が伝わり、行動してもらうための文章」と考えています。

まだ商品を認知していなかったり、メリットを感じていなかったりする人に、セールスレターを読んでいただくことで商品の魅力やサービスを伝わるようになります。

そして、問い合わせをしてみよう/足を運んでみよう…と集客に繋がるような狙った行動を、ターゲットにしてもらうことがセールスレターの狙いです。

 

海外におけるセールスレターの定義

セールスレターの語源はもちろん英語の“Sales Letter”であり、海外でもセールスレターは販促のための重要なテーマとして度々取り上げられています。

たとえば、米国の求人系検索エンジンとして有名なIndeedの編集チームが出している記事”How to write a Sales Letter[With Examples]”の中にある定義について紹介させていただきます。

出典:How to write a Sales Letter

What is a sales letter?

A sales letter is a written pitch to attract potential customers to a product or service. The goal of a sales letter is to show a customer how your business will benefit them. When a consumer thinks about meeting their needs, they are less focused on the idea of a business transaction, which can lead to a sale.

Businesses use sales letters in both online and print formats. Sales letters are a form of direct marketing that can be effective if they are composed using persuasive techniques and strong content. They allow businesses to make a personal connection with current or prospective customers.

セールスレターとは何ですか?

セールスレターとは、潜在的な顧客を商品やサービスに惹きつけるために書かれた文章のことです。セールスレターの目的は、あなたのビジネスがお客様にとってどのようなメリットがあるかを示すことです。消費者は、自分のニーズを満たすことを考えるとき、販売につながるビジネス取引のアイディアについてはあまり興味を示しません。

企業はセールスレターをオンラインと印刷の両方の形式で使用します。セールスレターはダイレクトマーケティングの一種であり、説得力のあるテクニックと強力なコンテンツで構成されていれば効果的です。セールスレターは、現在または将来の顧客と個人的なつながりを持つことを可能にします。

 

セールスレターは潜在的な顧客に商品サービスのメリットを伝えて、惹きつけるもの。

ですから、対象の人の気持ちを考えずに押し売りをしたり、煽るような文章はセールスレターとは呼べません

残念なことにネット上でも「セールスレター」と検索すると、押し売りのような文章がたくさん出てきてしまうことから、煽って売り込む文章をセールスレターだと誤解している方もいます。

しかし、実際には脅しや不安感で根本的な人の気持ちを変えることはできません。

商品サービスの魅力やメリットが伝わり、手に入れた後の良い状態(例えば便利だったり、使い心地が良かったり、今までの悩みが解消されたり)がイメージできてはじめて、ターゲットの自発的な行動に繋がるのです。

 

セールスレターの5つの効果

セールスレターとは

【効果1】自動的に営業をしてくれる

よく、セールスレターは寝ている間も自動的に営業をしてくれるということから、「自動販売機のよう」とたとえられることがあります。

完全に放ったらかしではないものの、セールスレターの場合、ある程度事前に仕組みづくりをしておけば、自動的に集客をしたり販売をしたりといった営業活動ができるというメリットがあります。

【効果2】繰り返し説明しなくていい

何度も商品の特徴やサービスを話すのは大変ですよね。

しかも、営業マンによって話し方やスキルが違ったりするので、普通の営業の現場だと話す人によって内容の伝わり方が変わってしまうことがあります。

でも、セールスレターがあれば繰り返し説明する手間を省くことができ、いつも同じ質で必要なことを漏れなく顧客に伝えることができます。

【効果3】特徴が伝わり、行動をしてもらえる

単なる説明文とは違い、セールスレターでは魅力や特徴を伝えて、それを求めるための行動に移してもらうことができます。

対象の方がその商品サービスを手に入れることでどのように変わるか?を見せることで、実際に行動を起こしてもらえるのです。

たとえば、不眠症に悩む方が、「この枕を手に入れることで朝までぐっすり快眠できる」という実現できるイメージを実感して購入に進むようなものです。

普通の説明文だと「快適な枕」だということしか伝わらないものが、セールスレターだと「つらい不眠の悩みをなくしてくれる存在だ」ということが伝わるので、お客さまは心から欲しいと思って注文をするのです。

【効果4】共感していただいた上で購入・申し込みをいただける

セールスレターを読んでから申し込みや来店をされた方というのは、既に内容を理解し・共感した上で次のステップに進んでいるという特徴があります。

ですから、発信者側とお客さまがお互い共通の認識で進んでいけるという良さがあります。

実際に当社がホームページ制作をした歯科医院の院長先生に、

ホームページから来た患者さまはクリニックの考え方を理解した上で来院されているので、コミュニケーションが取りやすくスムーズに治療に入っていくことができます。

というコメントをいただきました。

問い合わせの電話があったり、来店いただく時点で既に特徴などをある程度納得・共感していただいているので、イチから説明しなくて済むというのは大きなメリットとなります。

【効果5】信頼関係が構築できる

詳しくは後段で記しますが、セールスレターの中には「自己開示の文章」を入れることが一般的です。

自己紹介のようなもので、その商品サービスを開発した意図や、当事者の生い立ち、この事業に懸ける想い…などを表現する項目です。

これを入れることにより、より共感していただきやすくなるのと同時に、お客さまとの信頼関係を築きやすくなるという効果があります。

 

セールスレターの効果は「売れる」だけじゃない

セールスレターは売れるだけじゃない

このように実は、セールスレターのメリットは単に「売れる」ということだけではありません。

お客さまを事前に文章によって「教育する」ことで、会社や人としてのイメージアップを図ったり、内容に関する深い理解を助けたりすることができます。スムーズな取引に繋がるのです

分かりやすい例で言うと、セールスレターに「よくある質問」を掲載しておくと、無駄な問い合わせを減らすことができ、電話応対に取られる時間を少なくすることができます。

お客さまとの関係を強化したり、商品やサービスに関する理解を深めたり、コミュニケーションを円滑化したり。セールスレターは、販促以外のメリットもあるので、使いこなすことで業務の効率化やビジネスの拡大にとても役に立つ存在です。

 

当社もセールスレターを最大限活用

手前味噌になりますが、当社は「営業マンのいない制作会社」です。

創業以来、実は対面営業を行うことなく、ホームページ制作やチラシ制作等のお仕事をご依頼いただいています

日々DMやチラシ、ホームページ、メールマガジン、You Tubeなど様々な媒体を使ってセールスレターを正しく発信することで、お客さまの方から自発的にお問い合わせをいただき、それにお応えする形でビジネスがスタートするのです。

しかも、セールスレターを読んでいるお客さまは既に当社のビジネスにご興味をいただいている状態なので、売り込みの言葉をかけることなく初回から具体的な制作についての打ち合わせに進むことがほとんどです。

ですから、起業したばかりの方マンパワーに限界がある中小企業こそセールスレターに力を入れるべきなのです。

 

似非セールスレターを作ってはダメ

読んでいただいた方がその後に行動を起こしてくれるような文章でないと、セールスレターとは言えません。

どうしてもセールスレターというと煽るような文章をイメージされがちですが、Sales Lettterは「販売のための手紙」であり、読んだ人が心を動かされる手紙でなければいけないという大前提があります。

セールスレターの定義と効果が分かったところで、次にセールスレターとその他の文章の違いについてお伝えしていきたいと思います。

コピーライティング、ダイレクトメールなど、よくある顧客とのコミュニケーション手法との違いなど、曖昧に理解されている方が多いようなのでここでまとめておきます。

 

セールスレターと他の文章との違い

 

セールスレター

他の文章とセールスレターとの違いを簡単にまとめました。

一般的な文章との違い

内容を伝えたい・説明がしたい…という目的を持ったものでも、内容に共感してもらって「お問い合わせをする」「資料を請求する」といった行動が伴うところまでを狙って書かれた文章でなければ、セールスレターではありません。別物だと考えてください。

コピーライティングとの違い

コピーライティングとは、セールスレターに欠かせない「文章表現」のことです。人の心を動かすための表現であり、コピーライティングの中でも特に、販売のための文章表現のことを、セールスライティングと言います。

コピーライティングは必ずしも販売目的の文章というわけではなく、例えばブランドのイメージアップを図るような広告文などもコピーライティングに入ります。

コピーライティングはセールスレター(セールスライティング)の上位概念です。

ニュースレターとの違い

ニュースレターとは、営業のためではなくあくまでも顧客との関係構築や、関係の維持を目的としたお手紙のことを言います。

定期的に、あるいは不定期にニュースレターを発行している企業もありますよね。企業のファンになってもらいたい、社会的につながりを維持していきたい…といった狙いのもと、販売色を消して最新のニュースを掲載するのが一般的です。

目的が曖昧になった結果、ニュースレターのつもりが、売り込み色の強いDMのようになってしまう…ということは避けなければいけません。

ランディングページとの違い

インターネットで、最初に到着するページをランディングページ(LP)と言います。

一口にランディングページといっても様々な種類がありますが、中にはそのページを読んでいただくだけで購入の申し込みや資料請求を完結させる目的で作られるものもあります。

その場合はセールスレター(文章)を執筆して、それをランディングページに構築していきます。

ランディングページといってもデザイン中心で考えられている場合も多いため、注意する必要があります。

ダイレクトメールとの違い

ダイレクトメール(DM)とは、お客様にチラシやハガキ、パンフレットを直接送付することで、販売促進をする手法のことを言います。

ダイレクトメールと言っても内容はさまざまで、案内や新店オープンなどのお知らせの要素がメインの場合もありますし、来店や購入、問い合わせなどの販売に繋がる行動を促す目的のダイレクトメールもあります。

後者の場合は、ランディングページの作成と同様に、まずセールスレターを作成してそれをデザインし、郵送物として仕上げる作業となります。

このように、文章を使ってコミュニケーションを取る際、形態や目的次第でさまざまな選択肢があります。

ただ、それらを混同してしまうと、目的がブレてしまったり、思うような反応を得られなかったり…という失敗に繋がります。

そして、「お問い合わせしてもらいたい」「申し込みをしてもらいたい」と思ったら、ホームページにしろ、手紙にしろ、ハガキにしろ、媒体は関係なくそこに掲載すべきなのはセールスレターなのです。

つまり、目的を持ったセールスレターを1本作っておくと、後はそれをホームページに掲載したり、ダイレクトメールとして送ったり…と、形態を変えて使うこともできます。

実際に、チラシ制作やホームページ制作ではなく、肝の部分であるセールスレター(文章)だけを当社に執筆してほしい…と依頼される会社もたくさんいらっしゃいます。

 

セールスレターの具体的な事例

セールスレターについて何となくイメージできるようになったところで、次は当社が実際に制作して、実績を出しているセールスレターの事例を見ていただきます。

セールスレターが、販売の手紙として狙った成果を出すためにはどんな要素が必要なのか?という目線で内容をざっとチェックしていただければと思います。

【事例1】緩衝材製造機

セールスレター製造機

有限会社三邦コーポレーション様の緩衝材製造機のホームページを制作しました。

ホームページの中にセールスレターの要素が入っています。

当社では、まずセールスレター(文章)を作成して、デザインを行い、最後にWordPressで構築するという流れで制作しています。

通販会社など荷物を郵送する際に緩衝材がたくさん必要になりますが、置いておくとかさばります。そこで、必要な時に必要な分だけ緩衝材が作ることができるのがこの機械です。

このセールスレターではいきなり商品の説明をするのではなく、対象の方の課題を提示してから、この製造機を導入することによってその課題がどう解決されるかという点をポイントにして制作しました。

「見栄えの悪さ」という課題に対して、エアー緩衝材、新聞紙、プチプチの3点で外観比較をする画像を掲載したり。「かさばる」という課題に対して、空気を抜いた時のエアー緩衝材のサイズと、その他の商品のサイズ感を比較したり。

対象者にとっての導入メリットを視覚的に分かるようにしました。

 

【事例2】水回りリフォーム

セールスレターリフォーム

練馬区にある昭和8年創業の水回り専門のリフォーム会社である瀧島商事株式会社様のホームページを制作した際、セールスレターを執筆しました。

水回りリフォームはメニューが豊富なため、メニューをクリックすると個別ページに飛ぶようにしています。

水回りリフォームというと競争が激しい業種の1つではありますが、瀧島商事様は他社との違いが明確なので、その違いをセールスレター上でしっかりとアピールしています。

その際、優位性やこだわりを自社が言いたいようにアピールするのではなく、あくまでもお客様の知りたいことに答える作りにしているのがポイントです。

その結果、月間のサイト訪問者の数は決して多くはないのですが、地域密着である点や信頼できる要素を掲載した結果、成約率が良いことをご実感いただいているそうです。

会社の特徴だけを一方的に伝えるのではなく、事実として歴史的な建造物や寺院など、地域の人にとって馴染み深い物件のリフォームも行ってきたという施工実績があるため、それらも信頼獲得に繋がる重要な要素だと考えて積極的に掲載しています。

他社と比較されても選ばれるように、セールスレターをしっかりと作りこんでおくことで、業者間の価格競争に巻き込まれることなく選ばれるようになります。

 

【事例3】セールスレター代行

最後に当社が出しているセールスレター執筆代行専門のランディングページをご紹介します。

セールスレター執筆代行

当社では、「実はあなたは自社のことを知り過ぎているんですよ」ということをまず問題提起しています。

そこを起点として、対象の方がうまくセールスレターを書けない理由を明らかにしています。

あなたが上手く書けないのは、実は自社の商品サービスのことを知り過ぎているから。よく知っているが故に、考え込んでしまったり、どこにポイントがあるのか分からなくて書けなくなってしまいます。

そしてその後に、その悩みを解消するためのセールスレター執筆代行について紹介しています。

当社は、特定の業界の専門家ではないですが、対象者の気持ちになって執筆するので、それで伝わりやすいセールスレターが書けると考えています。

ただ「セールスレターを書きます」では他社との違いが分からないですし、「なぜこの人に依頼するのか?」という動機もありません。

ですから、当社ではお客さまの現状が「知り過ぎているが故に書けない」⇒「当社に依頼いただくことで対象者に伝わりやすいセールスレターができる」という、問題提起から解決までの道筋をわかりやすく表現することで伝わりやすくしているのです。

 

セールスレターを書くときの“よくある間違い”

セールスレターを書こうと思ったときに、よくある間違いが3つあります。

陥りがちなポイントなので、簡単に解説します。

よくある間違い1/キャッチコピーから考えようとする

いきなり良いキャッチコピーが頭に降って浮かんでくる…なんてことは、そうそうありません。

もしそんなことが可能なら、今すぐプロになれます。

言葉のテクニックだけでバズるなんていうのは幻想です。

よくある間違い2/やたらと希少性を出したり、煽ったりする

限定3名の激安オファーは今だけ。これを逃すとあなたは一生後悔するかも…そのような煽り方をするセールスレターも見かけます。

いたずらに煽るような文章を書いても好感度を下げてしまい、本当の商品の優位性がきちんと伝わらなくなってしまいます。

また、お客さまは「誘導されている感」にすぐ気づいてしまいます。

怪しいとひとたび思えば、不信感を持たれて、ホームページであれば閉じられてしまいます。

もし、希少性をアピールするようなテクニックを使いたい場合、本当に限定する理由があるかどうかです。

よくある間違い3/対面で使わないような言葉を使う

丁寧に書こうと思ったり、つい格好つけてしまったり。

賢く見られたいとか、専門性が高いように思われたい…そんな思いを抱く方もいるかもしれません。

でも、口語で日常的に使わないような難しい漢字や、カタカナ英語などをセールスレターに入れてしまうと、大事なことが伝わりにくくなってしまいます。

お客さま本位ではなく、自分本位の文章は自己満足に過ぎず、興味を持たれません。

また、なんだか怪しい。騙そうとしているのでは?とお客さまを疑心暗鬼にさせてしまいます。

このように、セールスレターにおいては、”不自然さ”を避けることがとても大切です。

セールスレターのことがよくわからず、テクニックに走ると失敗してしまうので、きちんと順を追って書いていく必要があります。

 

売れるセールスレターの書き方・作り方を解説

セールスレターランディングページ

では、実際に対象者の心に届き、反応が得られるような効果的なセールスレターを書くにはどうすればよいかについてお伝えします。

効果的なセールスレターを作成するためには、【戦略】と【戦術】、この2つが大切です。

そして、この順序を間違えてしまうと意味のないセールスレターになってしまいます

戦略領域をしっかりと固めてから戦術領域について手をつけなければいけません。

必ず、戦略→戦術の順で考えていきましょう。

戦略領域(3大戦略)

誰に、どこで、何を

  • 客層
  • 地域
  • 商品

これらをハッキリさせることが大切です。

限られた経営資源をどのように配分するかを決めるために戦略が欠かせません。戦略的なセールスレターというのは、この3大戦略(客層・地域・商品)がよく考えられています。

そして、基本的に1つの目的に対して1つのセールスレターにすることが望ましいです。

たとえば同じ商品でも、小学生に向けて書くか30代男性に向けて書くかで、声をかける言葉は変わってきます。

ターゲットやゴールを欲張りすぎるとセールスレターの方向性がブレてしまうため、基本的には1目的1セールスレターが原則です。

セールスレターの戦略領域については、拙著でご紹介していますので、もしご興味を持っていただけた方はご一読いただけたら嬉しいです。

お客様が集まるホームページの教科書

→お客様が集まるホームページの教科書

戦術領域(8つの要素)

次に、セールスレターを執筆する際に大切な8つの戦術について述べていきたいと思います。

戦術の部分はマネがしやすいと思うので、ぜひ今日から、できるところから使っていただけたらと思います。

1.キャッチコピー(ヘッドライン)

キャッチコピーは最初に目に留まる部分ですので、非常に大切です。

いろいろなポイントがあるのですが、基本的には「商品サービスを利用した時にどうなるのか?」という結果を示すことです。

キャッチコピーを読まれないと、当然続きも読まれません。

利用することでどんなベネフィットがあるのか?どんな理想的な状態、結果が手に入るのか?を明確にします。

キャッチコピーは重要度が高い上に、なかなか良いキャッチコピーというのはすぐに浮かぶものではありません。

また、訴求ポイントをしっかりと意識してから作る方が最適なキャッチコピーができやすいため、キャッチコピーは最初に考えるのではなく、後から考えるのをオススメします。私もいつもそうしています。

2.対象者の悩み・痛み・欲求

2つ目は、対象の方が抱えている悩みや欲求を明確化することです。

自分に関係のない話だと思うと聞き流されてしまいます。

そこで、セールスレターが「自分ごと」になるような仕掛けが必要です。

「○○にお悩みの方へ」「○○だという思いはありませんか?」など、自分に関係がある話なんだということを自覚してもらうためのコンテンツを用意することで、注意を引き、先まで読んでもらえるようになります。

3.問題提起

いつまでも悩みが解決しないことの根本的な理由や、なんとなく受け入れているけど実は不都合が生じているのだ…ということをターゲットに認識してもらうための「問題提起」も欠かせない要素です。

つまり、対象の方が気づいていない(意識していない・諦めている)ポイントを気づかせるためのコンテンツです。

たとえば、腰痛持ちの方にクッションを売ろうと思ったら、クッションのメリットをまず説明するのではなく、

座った時に背中が丸まっていませんか?
椅子の背もたれと背中の間に空間があると腰が丸まってしまい、つらい腰痛の原因になります。

…というように、腰痛にお悩みの方に原因は「椅子と背中の空間」であることを認識してもらうことが大切です。※上記は創作文章です

4.解決策の提示

その商品、サービスを利用することで2.の悩み・痛みがなくなり、3.で明確化された問題点の解消ができるという点を伝えます。先ほどの腰痛クッションの例なら、

背中と椅子との空間を腰痛クッションが埋めることで、背中の丸まりを防止し、腰の痛みの原因を根本から解消します。

…といった内容となります。※上記は創作文章です

問題提起と解決策はきちんと論理的に繋がっていないといけません。そのためにも、対象者のことを正しく理解することが大切です。

5.客観的な証拠

次に、客観的な証拠を掲載することも大切です。

本当に問題が解消できるのか?今まで解消できた人はいたのか?話に信ぴょう性があるのかを疑うのは当然のことですよね。

ですから、解決できるということが証明できる内容が必要です。たとえば、お客さまの声実績に関する資料を掲載することで、信用を得るようにしましょう。

【お客さまの声について】
お名前や写真付きのお客さまの声が掲載OKとなれば、信ぴょう性が高くなります。それが難しくても、イニシャル+年代など、個人が特定されない情報でも具体的なお客さま像がイメージできるものなら良いです。リフォームや整体など、Before→Afterが目でみて分かりやすいものは実体験のレポート+写真の掲載がオススメです。

【実績の提示】
業歴過去の取り扱い件数など、実績を数字で表わしたり、お客さま満足度リピート率などをパーセンテージで表示することも、証拠としてとても有効です。表彰歴や、講演歴著書などがある場合も明記しておきましょう。お客さまの声や事例はいざ集めようと思ってすぐ集まるものではないので、常にアンケート等を実施して集めておく必要があります。

6.信頼性

セールスレターを通して、お客様は安心して依頼・申し込みができるかどうかを見ています。

お客さまの声や実績を掲載することも信頼性を高める一つですし、たとえば代表者やスタッフなどの顔写真を掲載したり、署名入りの心のこもった挨拶を掲載するのも有効です。

提供する商品の説明ではなく、提供側の情報を伝えるようにしましょう。

特に、サロンやクリニック、士業、職人など、サービスの提供を目的としたセールスレターの場合、「どんな人がやってくれるのか?」というのはお客さまにとって大きな関心事です。

「ちょっと気恥ずかしいから…」と写真を掲載しない方も多いですが、写真を出すだけでいっきに身近に感じていただくことができるので、ぜひ試していただきたいです。

挨拶文も、かっこいい文である必要はないので、なぜこの仕事をやろうと思ったのか?サービスを通じてお客様にどんな価値を提供したいのか…というあなたの想いを、自分らしく表現していただければと思います。

人として信頼が置けるかどうか…というのが見られているのは、何も対面に限ったことではなくてセールスレター上も同じということを心に留めておいていただければと思います。

7.行動

7つ目が、対象の方にセールスレターを読んだ後、どういう行動をしてほしいのかというゴール、出口の設定です。

申し込み、資料請求、問い合わせの電話など、顧客の行動について具体的なゴールの設定をすることが大切です。

複雑にしすぎると迷ってしまうので、注意が必要です。

出口の設定については、別途動画で詳しく解説しています。よろしければこちらも合わせてご確認ください。

8.追伸

英文で言う、P.S.の要素。追伸も大切です。なぜ追伸を設けるかと言うと、大切なことをもう一度伝えるという目的があるからです。

最初と最後は読まれやすいという特徴があります。最初はキャッチコピーで引きつけ、最後に追伸でもう一度大切なことを伝えておくのです。

せっかく最後まで見ていただいているのですから、最後を大切にしないのはもったいないです。

 

セールスレターを書くときの5つのコツ

効果的なセールスレターを書くヒント

次に、セールスレターの書き方について簡単にまとめていきたいと思います。

1完璧を目指さない

一度で完璧な文章を仕上げようと思わないでください。まずは30%ぐらいの出来のものを作って、後からさらに肉付けをしたり、削除したりして磨き上げていく方が良いものができあがります。

2いろんな説明を詰め込みすぎない

セールスレターを書いているうちに、あれこれ伝えたいことも出てくると思いますが、いろんな説明を詰め込みすぎると「狙い」がボケてしまいます。そして、結局何が言いたいのか分からなくなってしまう恐れがあるので、誰に何をしてもらうための文章なのか?という戦略に沿った内容だけを書くようにします。

3対象者に分かる言葉を心がける

対象者が分からない言葉を使わないようにしましょう。やむを得ず書く必要がある場合は、言葉の定義などの説明を必ず入れ、分かりやすく親切なレターを心がけましょう。また、口語としてふさわしいかどうか?という点も、書き上げたら一度声に出して読んでチェックしてみましょう。

4怪しい表現になっていないか

「売りたい、売りたい」という独りよがりな思いが前面に出ていないでしょうか?セールスレターは長文になるので、いつのまにか怪しい表現になっていた…ということがよくあるので注意が必要です。煽り文句過剰な表現は、警戒されて嫌われてしまうので絶対に避けましょう。当たり前ですが、読んだ人が不快になるような内容では受け入れてもらえません。対象者が知りたいと思うような情報を、真摯に・丁寧に伝えることで魅力を感じていただけます。

5必ず校正を行う

最後に、セールスレターが完了したら必ず校正を行いましょう。誤字脱字があると読み手の集中力を欠いてしまいますし、雑な印象になってしまいます。正しく伝わらない恐れもあります。また、はじめて読む人にとってちゃんと意味が分かるか?という視点も大切です。その商品サービスをあまり知らない方に目を通していただくのもいいと思います。分かりやすさ、論理の一貫性、言葉の選び方などさまざまな点に注目して、校正を重ねることでより良いセールスレターが完成します。

 

セールスレターはあくまでも「お手紙」

セールスレターはお手紙

セールスレターを書こうとすると、「どう上手く書こうか?」とテクニックの要素にばかり目が行ってしまうかもしれません。

ですが、名前の通りセールスレターは販売のための「お手紙」なのです。

この「お手紙」であるという点がポイントではないかと私は考えています。

対象となる方の心に届くお手紙を書けるか?が大切なのだと思います。

たとえば遠くに住む友人やなかなか会う機会のない人など、大切な相手にお手紙(今だと、LINEやメールになるでしょう)を出す際、相手の顔を思い浮かべて書くと思います。

そして、相手は今何をしているだろう?とか、寒いけど風邪は引いていないだろうか?と、相手のことを想像しますよね。そして、この手紙を読んで少しでも笑顔になってもらえたらいいな…という想いで書き上げるのではないでしょうか。

セールスレターにおいても相手のことを想像して、相手に伝わる言葉を選び、相手の関心事を分かりやすく記す…という手紙の基本と同じことが大切なのです。

難しく考えずに、基本に忠実に相手とのコミュニケーションのためのセールスレターを作ってみませんか?

セールスレターについてなにか相談したいことなどあればご連絡ください。

→セールスレター相談についてはこちら

 

動画でも解説しています

また、この記事の内容を動画でも解説しています。よろしければご視聴ください。