先日、映画「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」をアマゾンプライムで観ました。
北欧フィンランドの映画です。フィンランド映画を観たのは初めてかもしれません。
この映画は「美術商」に関する映画となっています。結構珍しいテーマかもしれないですね。
フィンランドのヘルシンキでお洒落な街並みの中で美術商を営んでいるオラヴィという人が主人公です。
70代の老齢男性で、長年事業を営んでいるのですが、売上が落ちてきているので店を畳んでしまおうかどうか迷っていたときに、“一つの名もなき名画”に出会います。
そこから話が展開していきます。
主な登場人物としては、
・主人公「オラヴィ」
・その娘
・孫の男の子
です。
特に主人公と孫の男の子の絆には感銘を受けます。
先ほどお伝えした名もなき名画に出会ったあとに、オークションで落札するにあたりお金が足りなくて資金集めに奔走します。
さらに、その名もなき名画が「本当に名画なのか?」を見極めるために、孫と一緒に探っていくのです。
70代の主人公の人生最後の挑戦となるのです。
この映画は美術商としての最後の挑戦とともに、娘と孫との関係を描いていきます。
実は、ハッピーエンドという結末では無いのですが…この映画を通して切ないけれども、最後の希望を持って駆け抜けていった男性の姿にじわじわと感動します。
心に残り、徐々にボディブローのように効いてくる映画です。