「ハロー効果」という言葉をご存知でしょうか。コピーライティングに心理学を活用しようという方が増えていますが、ハロー効果はその代表的な心理的効果のひとつといえます。
ここでは、ハロー効果の意味と活用事例についてご紹介します。
ハロー効果とは?
「ハロー(Halo)」とは、太陽や月の周りにあらわれる光の輪のことで、聖像などに「後光がさす」というときの”後光”もハローです。
たとえば、学歴。初対面で話しているときに”のんびりした話し方で親しみやすい人だなぁ”と思っていたのに「東大卒です」と言われたとたん”頭がいいんだ。仕事もデキルんだろうな。”と、印象が変わったりしませんか?
これがハロー効果です。
対象となる人や物の評価をするとき、ある顕著な特徴に引きずられてほかの評価まで変わってしまうことをいいます。
この場合「一流大学出身」という特徴によって、その人自身の評価も上がったというわけです。
ハロー効果はコピーライティングにもしばしば利用されています。
- 知名度の高い会社を提携先・パートナー企業として紹介する
- 権威ある方に推薦文を書いてもらう
- 「〇〇ランキング1位」や「〇〇賞受賞」など、受賞歴を掲載する
もちろん、ウソを書いてはいけませんが、このようにハロー効果を戦略的に取り入れることで「ある特徴」があなたの企業や商品、サービスへの知名度を上げ、信頼をえることができるのです。
ハロー効果をホームページで活用するには?
ハロー効果をコピーライティングに活用している具体例をご紹介します。
種子島産の熟成安納芋の通信販売をしている「安納蜜嬉(あんのうみつき)」様
紫芋とともに種子島の芋を代表する安納芋ですが、たんに「おいしい」というだけで購入してもらうのは難しいです。そこでこのサイトでは「メディアに紹介された」ということを載せています。
テレビショッピングで紹介された動画や、「いきなり!黄金伝説。」「サンデー・ジャポン」などのテレビで紹介された画像を紹介しています。
「テレビに出演したことがある人が作ったんだ」と伝えることで、知らない誰かが作っているよりインパクトがあり、安心感を与えることができますよね。
熊本市のカイロプラクティック「すかっとハウス」様
多くの治療院から自院を選んでもらうためには「価値ある何か」を示すことで、評価が上がることがあります。
こちらのサイトでは、国際資格を持っていること、ウサイン・ボルト選手も受けていた治療テクニックと同じであること、などを掲載しています。
国際基準の資格をもつ、熊本市内唯一のカイロプラクター
いかがですか?
「実績や証拠をのせた方がいい」ということはなんとなく分かっていらっしゃる方も多いと思います。
さらに「ハロー効果」という心理的裏付けがあることで、より戦略的に取り入れることができますので、ぜひ、コピーライティングにも活用していただきたいと思います。