コンテンツマーケティングとは何か?成功例と失敗例&注意点について

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは「リスティング広告」や「今までの検索エンジン対策」など従来のネットマーケティングに代わるマーケティング施策として、近年、注目されています。

今回は、コンテンツマーケティングの意味やその必要性、事例などについて紹介します。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、コンテンツ(情報)を提供し続けることで見込み客の興味・関心をひき、売上につなげ、その後も何度も訪問して購入してもらい、最終的には自社のファンになってもらうまでの一連のマーケティング手法です。

リスティング広告のような「短期的」な営業対策に対し、コンテンツマーケティングは「中長期的」な営業対策といえます。

特徴的なのは、ニーズが顕在化している顧客だけでなく、ニーズが顕在化していない「潜在層」に対してもアプローチできる手法であること。どうしても、時間はかかってしまうのですが、一度軌道に乗せることができれば、集客が楽になります。

価値あるコンテンツをとおして、自社に興味を持ってもらい、優良顧客へと育てていくのが目的です。

ただし、時間と労力をかけずにコンテンツマーケティングを成功させることはできません。

コンテンツマーケティングはなぜ必要なのか?

コンテンツマーケティングは中長期的な対策のため、周囲の理解やある程度の忍耐が必要となります。それでもコンテンツマーケティングが主流になりつつあるのはなぜなのでしょう。

その理由は2つあります。

1.マーケティングの目的が変化している

今までは「いかに安く効率よく新規顧客を獲得するか」というのがマーケティングの目的だったため、企業が発信する広告を、リスティングやバナーなどさまざまな形式で見込み客へ数多く届けていました。

しかし、企業の一方的な情報発信に対する消費者の行動が変化し、クリックしてもらえなくなったことが増えてきたことにより「顧客のニーズを育て、長期的な信頼関係を築いていく」ためのマーケティングへと目的が変化しています。

※もちろん、従来からあった概念ではありましたが、短期的な成果を得ようとするマーケティングが発展しすぎて、その反動でコンテンツマーケティングが注目されているともいえます。

2.マーケティング手法が増えることであらゆる顧客にアプローチできる

とはいえ、従来のマーケティング手法がなくなるわけではありません。即効性のある今までのマーケティング手法は顕在顧客へ、コンテンツマーケティングは潜在顧客へといった使い分けができるので、新しい手法として期待が高まっているのです。

コンテンツマーケティングの事例紹介

コンテンツマーケティングと聞くと、企業のコラムサイトやブログなどでの情報発信をイメージする人が多いかもしれません。ですが、ひとことで「コンテンツ」といっても、メルマガや動画、書籍、セミナーなどさまざまなものがあります。

ここでは事例として、パンフレット・リーフレット・会社案内の情報発信をしている当社のサイトをご紹介します。

語るパンフレットデザイン・リーフレットデザイン

 

 

このサイトはおもに「リーフレットとは」「パンフレットの作り方」など、リーフレットやパンフレット関連のキーワードで上位表示されています

記事にアクセスした方が、パンフレット制作サービスのサイトへつながったり、メルマガに登録していただくという流れができています。難しいことをしているわけではありません。

実際にいくつかの記事を見ていただきますと、コンテンツマーケティングの肝となる「読み手に響くコンテンツ」を作る秘訣がおわかりいただけるのではないかと思います。

コンテンツマーケティングの失敗例

コンテンツマーケティングでよくある失敗例は、クラウドソーシングサービスなどを利用して、コンテンツ制作を丸投げしてしまうこと

丸投げしてしまうと、かならずコンテンツの質は下がります。なぜなら、発注者と書き手の意思疎通ができていないケースが多いからです。そうなってしまうと、コンテンツとして意味をなしません。

どこにでもあるような記事ができあがってしまうのです。
これだけは絶対に避けなければいけません。

(実際、分野によってはどこにでもありそうなコンテンツでも上位表示される場合がありますが、長期的に考えるとすぐに検索順位が落ちる可能性がありますので、やはりきちんと作っていくほうがコストも時間もメリットがあります)

社内リソースが足りない場合は、信頼のおけるライターであることはもちろん、ライターと二人三脚で取り組むことが大切です。

実際に書く作業よりも、“書く前の設計”が非常に重要です。

コンテンツを作る前に、
●どのようなコンセプトにするのか?
●なぜ、そのコンテンツを発信する必要があるのか?
●具体的な着地点はどこか?
●どのようなコンテンツを発信することができるか?
●他のコンテンツとの違いはあるか?
・・・などの項目にきちんと明確化しなければなりません。

コンテンツの品質は、ライターではなく、発注側にかかっているといっても過言ではありません。複数の人でコンテンツを執筆することもありますので、原稿執筆マニュアルなどを事前に作成しておくことも重要です。

きちんと制作したコンテンツは廃れない

コンテンツマーケティングを成功させる最大のカギは「続ける」こと

ただ、この続けることが難しいことになります。

最初は勢いがあって、「やるぞ!」という気持ちになっていたとしても、時間とともにその情熱は小さくなっていきます。そして、成果が出るまでに時間がかかるので、「このまま続けていっていいのだろうか…」という不安になってしまうのです。

そこでいろいろな言い訳をつけて止めてしまう方が多いのです。
(そうなれば、逆にやり続けている人はチャンスともいえます)

さらにコンテンツの中身はもちろん、

  • SEO対策で上位表示させる
  • SNS広告の活用
  • 競合メディアの分析

など、きちんとした対策をとることで「企業の資産」としての価値が生まれるのです。コンテンツマーケティングを駆使して、ぜひ自社のブランディングを確立していただきたいと思います。

長くインターネット上に残る資産を築いていってください。

 

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