こんにちは、ワードメーカー(株)の狩生孝之です。
私がコピーライティング専門の会社を立ち上げてもう15年以上になるのですが、経営をしていく上で自分の分身、「影武者」のような存在を作ることって非常に大事だなと感じています。
そこで、今日はコピーライティングで影武者を作るというテーマを書いていきたいと思います。
この内容は、YouTube動画でもお話しさせていただいています。
こんな方に読んでいただきたい内容です
今回の記事は、こんな方の参考になると思います。
- コピーライティングは大切だと分かってはいるけど、まだ力を入れていない…
- コピーライティングって、本当に効果はあるの?
- やってみたいけど、実際どうなんだろう…?
そんな思いをお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
コピーライティングで影武者を作るメリット
コピーライティングに力を入れると何がいいんですか?というメリットを端的に言うと、
コピーライティングで自分の分身を作ると、営業が楽になる。
単純に言うと売り上げがあがるということです。
コピーライティングを使ってネット上に自分の影武者を常駐させることで、セールスマンがいっぱいいる状態になるのです。
これはネットに限らずチラシなどでも同様です。よく「セールスマシンをネット上に置く」という言い方をされたりしますが、私の感覚的にはどちらかと言うと、マシンというよりも「コピーライティングの力を使って、自分の分身をネット上に常駐させる」という表現が合うかなと思っています。
たとえば…毎回同じことを言っていませんか?
いつも同じセールストークをしている…という心当たりはありませんか?
それって実は結構面倒なことですよね。同じことの繰り返しというのはなかなか大変な作業です。
もちろん、対面で伝えた方がよいことというのも確かに存在します。
ですが、ある程度習熟してきたら、繰り返し自分自身が言う必要はありません。
同じことを繰り返し言う、という作業はインターネット上やチラシ、パンフレットなどの媒体を使って、自分の分身にやってもらえばいいことです。
パーマンのコピーロボットっていいですよね!
少し話は逸れますが、私はamazonプライムに入っていて、このあいだパーマンを一気見しました。
構成とかも面白いなあと思ったのですが、パーマンに出てきたコピーロボットを改めて見て、すごく便利だなあと思いました。
そして、コピーロボットとコピーライティングって実はよく似ているなと感じたんです。
自分の分身を作ると営業が楽になりますし、だいたいの場合、既に社内にノウハウがあることがほとんどです。
何か新しいことを生み出すのではなく、社内のリソースを活用するだけなので、比較的やりやすいのではないかと思います。
コピーロボットの作り方
こんな使い方ができると思います。
中小企業の場合だと社長=トップセールスマンというケースが多いと思いますが、社長やセールストークの上手い社員、よく契約が取れている人に普段どんなことを話しているのかをアウトプットしてもらったり。
あまり営業をやっていない会社の場合も、お客さまとの会話を想定して文章化したり、誰かに引き出してもらったりして文章にするのがオススメです。
- 社長のトークを文章化
- お客さまとの会話を想起
- 誰かに引き出してもらう
これらのトークを書き出して文章化しておくことで、売上があがるという以外にも実はメリットがあります。
実際のトークを文章化しておくメリット
実際の営業のトークや想定される頻出するやりとりを文章化しておくことで、売上が上がること以外にも、
- 説明の抜けを防止できる
- 飽きを防止できる
といった2つのメリットがあります。
1.説明の抜けを防止できる
同じことを繰り返し説明をしていると、人によってその説明内容にバラつきができてしまったり、同じ人であってもその時によって少し言うことが変わってしまうことがあります。
もちろん、日頃からチェックリストを使っていたり、工夫をされている会社さんも多いかと思いますが、チェックリストがあっても表現が変わってしまったり、時には言い忘れてしまうこともあるかと思います。
ですから、説明の抜けを防止するという視点から見ても、コピーライティングで分身を作っておくことが大事です。
2.飽きを防止できる
2つ目のメリットは、自分自身の飽きを防止できるというメリットです。
繰り返し同じ話をしていると、自分自身が「これって前にも話したよね」と飽きてしまいます。お客さまにとっては新鮮な情報なのに、セールスマンの方は飽きてしまっている。
だから自分自身がうんざりしてしまって、身を入れて説明できなかったり、端折ってしまったり…といった飽きによるモチベーションの低下や抜けを防止できるという良さがあります。
孔子の論語でも…
「論語」という書物がありますが、これは単に孔子が言ったことを書いたのではなく、孔子とその弟子とのやりとりが収められたものです。
私は、この書物は孔子自身の分身でもあるなあと感じました。
弟子とのやりとりを通して、孔子の考え方・思考に直に触れられるようになっているというのがこの「論語」の最大の特徴であり、魅力です。
反対に、どれだけ偉大な方でも自分の分身を遺していないと、それが後世に伝わることはないのかもしれません。
あなたは、自分の分身を作っていますか?
私があなたに伝えたいこと。それは、「あなたは、自分の分身を作っていますか?」ということです。
思い起こしてください。
- 自分自身で繰り返し表現していること
- 大切なことなので、何度もお客さまに対面でご説明している内容
そういった内容をコピーライティングや動画を使ってまとめていくことで、何度も説明しなくてよくなります。
インターネット上とか、チラシ等の紙媒体できちんと表現していくことで、何度も説明しなくても営業することができるという最大のメリットがあります。営業が楽になり、説明の抜けや飽きを防止できるので、良いこと尽くしです。
ぜひあなたの影武者、コピーロボット、「分身」を作ってみてください。