2021年 8月 の投稿一覧

良いコピー悪いコピー|キャッチコピー「夏に向けて痩身エステ」を検証してみた

良いコピー悪いコピー

こんにちは、コピーライティング専門会社・ワードメーカー株式会社の狩生です。

今回は、「良いコピー悪いコピー」というテーマについてお伝えします。

「このコピーってどうなのかな?」というのを検証していきます。

たぶんシリーズとしていくつか出します。

第1回目は、「夏に向けて痩身エステ!」です。

※動画でも同様の内容を解説しています。

 

夏に向けて痩身エステ!…というキャッチコピー

こちらはお分かりいただけると思いますが、基本的にはNGです。

夏×ダイエット…ということで絞り込まれているように思いますが、実際はそうでもないですよね。

具体的になっていそうだけど…よくあるキャッチコピーだからです。

よくあるコピーになると、埋もれてしまいます。「同質化」してしまうので、スルーされてしまうコピーになってしまっているのです。

じゃあ、どうすれば良い?

ここでは2つだけ方法についてお伝えします。

1.具体化する

1つ目が具体化する方法です。もっと具体化をして、わかりやすくするのです。

たとえば、

7月25日までにマイナス5kg落とすための痩身エステ

というコピーです。これが本当に良いかどうかは別として、ここまで具体化する必要があるということですね。

数字を使うというテクニック主体のやり方です。

テクニック主体なので、私の場合は、あまりこういうやり方からは考えません。あとで補足的に考えるぐらいです。

どちかというと、もう2つ目の方法をとります。

2.対象を絞る

2つ目が、対象者を絞るというやり方です。

例でみてみましょう。

代謝が低くて痩せにくい体質の方のための痩身エステ

これは、代謝が悪いと自覚している人に向けたコピーです。

代謝が低くても痩せられるの?という問いを抱かせることができます。

2つ目の例。

ストレス抱えたときについついお菓子を食べてしまう人のための痩身エステ

これはイメージしていただくためのコピーです。

たとえば、仕事でストレスを抱えてしまって、ついついラーメンを食べてしまう・お菓子を食べてしまう・やけ酒をしてしまう…といった状況をイメージしていただくためのコピーです。

体験したことがあることだと、「あるある」と思っていただけるので、そういった方は続きを読んでもらえる可能性が高くなります。

最後の例がこちら。

痩せるぞ!と思っても3日も続いたことがない人のための痩身エステ

これは先程と似ていて、場面を想起させるためのコピーですね。

3日坊主という言葉がありますが、3日も続いたことがない…という挫折しやすい人に向けたコピーです。

これらは、店舗・会社の強みと照らし合わせる必要があるので、このコピーを使えば良いというわけではないことを今一度お伝えしておきます。

どこまでリアルに考えてもらえるか?が大事なんです。

そこを考えてもらえないとすれば、残念ながらスルーされてしまいます。

おまけ

「夏に向けて痩身エステ」は基本的にNGとは言いましたが、実は使える場面もあります。

使える場面としては、以下の条件が最低限当てはまるときです。

  1. 市場が小さくてもニーズがある場所
  2. ライバルがその表現を使っていない

市場が大きいところを狙うとライバルも多いので、うまくいかないケースが多いです。特に経営資源が限られる中小企業の場合は。

とはいえ、市場が無いところを攻めても意味がありません。それは「空きポジション」とは言わないです。

市場が少なくても存在していてライバルが来ないだろうと思われるところですね。そういうところを見つけるとベターです。

今回は、良いコピー悪いコピーについてお伝えしました。

また別のコピーがありましたら、お伝えしていきます。

 

生物に学ぶ多様性『はずれ者が進化をつくる~-生き物をめぐる個性の秘密~(稲垣栄洋)』

稲垣栄洋 はずれ者が進化をつくる --生き物をめぐる個性の秘密 (ちくまプリマー新書)

こんにちは、コピーライティング専門会社・ワードメーカー株式会社の狩生です。

今回は、おすすめ書籍の紹介です。

その書籍が、『はずれ者が進化をつくる –生き物をめぐる個性の秘密 (ちくまプリマー新書)』です。

著者の稲垣栄洋先生のことが、私はとてもとても好きなので、いろいろな著書を読んでいますが、その中でもこの本は非常に読みやすい内容となっています。

小学生でも読める内容です。

こんな人にオススメです

  • 生物の進化に興味のある方
  • 個性はなぜあるのか?を知りたい方
  • 生物の進化を経営に応用したい方

など。

経営に活かせるので、特に経営者やビジネスマンの方々にも読んでほしいですね。

なぜ、はずれ者が大事なのか?

書籍名にもなっていますが「はずれ者」はとても大事なものです。

はずれ者というと一般的にはいい意味ではあまり使われませんが、生物にとっては「はずれ者」がいるからこそ、進化ができるのです。

たとえば、この本の中には、「白い蛾」の例が出ていました。

ある地域に、白い蛾が生息していました。そのあたり一体は、白い幹があるので、蛾は白いほうが見つかりにくいのです。見つかりにくいと、鳥からも捕食されにくくなります。

ただ、たまに「黒い蛾」が生まれていました。白い幹に黒い蛾だと目立ってしまい、すぐに捕食されてしまいます。これが“はずれ者”です。

なんのために黒い蛾は生まれてくるのでしょうか?

それから時が経って、そこの地域一帯には、工場地帯となってしまいました。

工場があることで、煙突から煤が飛んでいき、木が黒ずんでいくことになるのです。

そうなるとどうなるか?

もうおわかりのように、「黒い蛾」のほうが生き残りやすくなったのです。

つまり、鳥から見えにくく捕食されにくくなりました。

それから、黒い蛾のほうが優位性を持った…という話です。

この話は、白い蛾が悪い・黒い蛾が良い…ということではもちろんありません。どちらも良い生物です。

ただ、環境の変化によって、たまたま黒い蛾が生き残ったということなのです。

進化するためにさまざまな実験をしている

この本を読んで私が感じたことは、生物はさまざまな実験をしているということです。

もちろん人間も含めてです。

目は2つというのは基本的には決まってますよね?

それは進化の結論としていったんは答えが出たということです。

もしかすると、今後変わるかもしれませんが、現状の進化の結論としては「人間の目が2つ」というのは最適解という結論に至っているのです。

しかし、目の形などはみなさん違います。それはいわば実験でもあるのです。

生物はあらゆる可能性を試しているともいえます。

このあたりは、私自身の解釈にはなるので、あとは本書をお読みになってみてください。とても読みやすく面白い本です。

もう少し詳しい内容について、動画でも解説していますので、よろしければご覧ください。